普通列車のグリーン車の料金と買い方電子乗車券Suicaでの買い方
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この記事は「東京の電車の有料席ガイド」の第2回です。
第1回では、東京の電車の有料席を、グリーン車、特急、新幹線、私鉄の特急、ライナーの5つに分けてご紹介しました。
今回は、その中でいちばん身近な、普通列車のグリーン車のお話ですよ♪
東京駅や新宿駅のJR在来線のホームで、緑の四つ葉のマークがついた2階建ての車両を見かけたことはありませんか?
ふつうの通勤電車の中に、2両だけつながっている特別な車両。
これが、JRの普通列車のグリーン車です。新幹線のグリーン車とは別物ですよ。
乗車券+グリーン券で、誰でも乗れます!
普通列車のグリーン車は、乗車券(Suicaの運賃)のほかにグリーン券を買えば、誰でも乗れます(JR東日本 普通列車グリーン車(自由席))。
特急券はいりません。
席は全車自由席(JR東日本 普通列車グリーン車)で、空いている席に座ります。
料金は、Suicaで買えば750円から
距離で3段階に分かれていて、紙のきっぷで買うと260円高くなるんです。
2026年10月19日現在の料金です。価格は変更される可能性があります

普通列車のグリーン車の料金
料金は乗る距離で決まり、そして買い方でも変わります(JR東日本 普通列車グリーン料金)。
| 距離 | Suicaで買う | 紙のきっぷで買う(駅でも車内でも同じ) |
|---|---|---|
| 50kmまで | 750円 | 1,010円 |
| 100kmまで | 1,000円 | 1,260円 |
| 101km以上 | 1,550円 | 1,810円 |
平日も土日も同じ料金です。おとなもこどもも同じ料金ですよ。
2024年3月に料金のしくみが変わり、平日とホリデーの料金の差はなくなりました(JR東日本 首都圏の普通列車グリーン車の料金体系を見直します)
この料金は乗車券とは別にかかりますよ。
乗車券は、グリーン車に乗るときでも必要ですよ笑 (普通車に乗るときと同じものです)
Suicaで乗る前に買うのがいちばん安いです。
券売機が混んでいて車内で買うときは、紙のきっぷと同じ、高いほうの料金になります(JR東日本 普通列車グリーン料金)。
グリーン券は、買った日の当日1回限り有効です(JR東日本 普通列車グリーン車(自由席))。
往復で乗るなら、帰りの分は帰りにもう一度買いますよ。
普通車両との違いは?
いちばんの違いは、たいてい座れることと、ゆったりしていることです。
座席指定券ではないため、席は確保されていませんのでご注意くださいね。
ふつうの車両は横向きの長いシートで、朝夕の通勤通学ラッシュの激混み時間帯は立つ前提です。ギューギュー詰めの車内を見て、乗り込むのをあきらめる人も見かけます…
グリーン車は2階建てで、席は進行方向を向いています。
2階の席は眺めがよく、1階の席は地面に近くホームの床と同じ目線になり、いつも見る景色とは違う、ちょっと不思議な景色がみられますよ。

グリーン車の1階の席から撮りました。ホームの床が目の高さに見えます
ひとつだけご注意ください!
グリーン車の席は全部自由席なので、満席なら座れません!!
通路やデッキに立っていても、グリーン券は必要です(JR東日本 普通列車グリーン料金)。
満席で普通車に移るときは、車内のグリーンアテンダント(係員)に申し出てくださいね(JR東日本 普通列車グリーン車(自由席))。
グリーン車がある路線はどこ?
グリーン車がついている電車が走っているのは、東京近郊のJR東日本の普通列車と快速です。
東海道線、横須賀線、中央線快速、青梅線、高崎線、宇都宮線、常磐線、総武線快速、湘南新宿ライン、上野東京ラインなどです(JR東日本 普通列車グリーン車)。
中央線快速と青梅線は、2025年3月15日からグリーン車のサービスが始まりました(JR東日本 2025年3月ダイヤ改正について)。
同じ路線でも、グリーン車をつないでいない電車もあります(JR東日本 普通列車グリーン車)。
新幹線や特急のグリーン車とは、別のものですよ
間違えやすいので何度でも言いますよ~
名前は同じでも、料金も券も違います。
この違いは、第3回の「新幹線のグリーン車と普通列車のグリーン車の違い」で詳しく書きますね。
Suicaでのグリーン券の買い方
買い方は3つあります。
1. ホームの券売機で買う(カードのSuicaなど)
グリーン車が止まる駅のホームには、グリーン券を買える券売機があります。

使えるのは、カードのSuica、PASMO、Kitaca、TOICAだけです。
関西のICOCAなど、ほかの交通系ICカードではSuicaグリーン券を買えません(JR東日本 普通列車グリーン車(自由席))。
代金はカードの残額から引かれます。
Suicaには、東京モノレールやりんかい線のSuicaも入ります
(記事を書いている今の時点では、ホームに設置してある券売機ではモバイルSuicaの対応不可でした。)
ご注意ください!ホームでは現金では買えないですよ~
残額が足りないときは、改札の中の券売機で、足りない分の千円札(1枚か2枚)だけチャージできます(JR東日本 グリーン車Suicaシステムの利用方法)。一部の券売機ではできません
駅員さんにグリーン券が買いたい旨を伝え、一度有人改札から出て、改札外の券売機で購入することもできました。
ホームへ戻るときも有人改札で「グリーン券を購入するために一度出ました」とお伝えくださいね。
途中下車の料金は不要でした。桜る子の場合です。駅員さんの案内に従ってくださいね
この券売機には、気をつけたいことがいくつか書いてあります。

ひとつめは「モバイルSuicaはご利用できません」。
スマートフォンのSuicaは、この券売機では使えません。スマートフォンのSuicaで乗る方は、次のアプリで買う方法になります。
ふたつめは、1枚のSuicaに、2人分のグリーン券は買えないことです(JR東日本 グリーン車Suicaシステムの利用方法)。
家族や友だちと乗るなら、ひとり1枚ずつICカードが必要です。
続けて2回買うと、先に買ったグリーン券は上書きされて無効になってしまいます。ここ、家族連れがいちばん困るところですね…
画面は English、简体中文、繁體中文、한국어にも言語が切りかえられるようでした。
2. スマートフォンのモバイルSuicaのアプリで買う
モバイルSuicaを使っている方は、これがいちばん簡単です。
アプリの中でグリーン券が買えます(JR東日本 グリーン車Suicaシステムの利用方法)。料金はカードのSuicaと同じ、安いほうの料金です。
アプリで買ったら、あとは乗って、空いている席に座るだけ。
券売機に寄らなくていいので、慣れるといちばん楽です。
ただし、湯河原より東京側の駅から、東海道線の函南・三島・沼津まで行くときは、モバイルSuicaでは買えません(JR東日本 グリーン車Suicaシステムの利用方法)。
この区間は、カードのSuicaで買ってくださいね。
3. 紙のグリーン券を買う(観光客の方に便利)
観光客の方はこの方法がいちばん便利かと思います。
Suicaなどのカードを持っていない方や、ICOCAなどSuicaグリーン券に使えないICカードの方は、改札の外の券売機か、主な駅のみどりの窓口で、紙のグリーン券を買えます(JR東日本 普通列車グリーン車(自由席))。
料金は高いほうになりますが、差は260円です。
紙のグリーン券で乗るときは、天井のタッチはできません。
車内で係員がグリーン券を確認しに来るので、きっぷを見せてくださいね(JR東日本 普通列車グリーン車(自由席))。
座ったら、天井にタッチしてくださいね
動作がなんかカッコイイ♡と思うのは桜る子だけでしょうか笑
ここが、普通列車のグリーン車でいちばん独特なところです。
Suicaでグリーン券を買った場合、グリーン券の情報はSuicaの中に記録されています。
空いている席に座ったら、座席の上にある読み取り部に、Suicaをタッチします。
ランプが赤から緑に変われば完了です(JR東日本 普通列車グリーン車(自由席))。
赤は空いている席、緑は支払いがすんだ人の席という合図です。

iPhoneは、本体の先の方(カメラのある側)をかざします(JR東日本 グリーン車Suicaシステムの利用方法)。
緑のランプがついていれば、係員の確認は省略されます(JR東日本 グリーン車Suicaシステムの利用方法)。
席を移ったら?
移った先でもう一度タッチしますよ。
途中の駅で別の電車に乗り継ぐときは、降りる前に一度タッチして、乗り継いだ電車でもう一度タッチします(JR東日本 普通列車グリーン車(自由席))。
乗り継げるのは、改札を出ずに同じ方向の電車に乗り継ぐときだけです(JR東日本 普通列車グリーン車(自由席))。
乗る前に知っておきたい注意
大きな荷物を置く専用の場所はありません!
JR東日本の案内にも「大型荷物専用スペースはありません」と書いてあります(JR東日本 普通列車グリーン車(自由席))。
大きな荷物は宅急便で目的地のホテル宛に発送したり、日帰りなら駅のコインロッカーに預けておくと便利です。ホテルの中にはチェックイン前、チェックイン後も荷物をあずかってくれるサービスがあります。事前に確認して身軽にお出かけくださいね~
スーツケースを持って乗るときは、空いている時間を選ぶと安心ですね。
荷物を持って有料席に乗るときの注意は、第6回で詳しく書いています。
混む日は、グリーン車も混みます!
連休の夕方や金曜日の夜は、満席で立つこともあります。
その場合もグリーン券の料金は必要です。
始発の駅から乗るか、時間をずらすのがおすすめです。
払いもどしは、買った日のうちに!
乗らなかったときは、買った当日のうちに、首都圏のJR東日本の駅のみどりの窓口で払いもどせます。
手数料は220円で、車内ではできません(JR東日本 グリーン車Suicaシステムをご利用に際してのご注意)。
モバイルSuicaで買った分は、アプリで手続きします(JR東日本 グリーン車Suicaシステムをご利用に際してのご注意)。
どんなときにグリーン車を使うといい?
払う価値があるのは、1時間以上乗るとき、荷物が多いとき、普通車が混む時間に乗るとき、宇都宮や高崎、小田原のように遠くまで行くときです。
たとえば東京から宇都宮までは109.5kmです。
乗車券2,090円に、Suicaのグリーン券1,550円を足して3,640円。ずっと座って行けます。
乗車券の金額は、旅客営業規則の計算のしかたで確かめました(JR東日本 旅客営業規則 第77条の3(運賃の計算))
(このお話は、宇都宮の日帰り記事を読んでみてくださいね。)
逆に、20分くらいの移動や、平日の昼間で普通車が空いているときは、グリーン車の必要性をあまり感じられないかもしれません。
2階建て車両に乗ること自体を楽しまれる方は、どんなタイミングでもいいですね♪
基本情報
- 確認した日 2026年10月19日
- 乗れる列車 東海道線、横須賀線、中央線快速、青梅線、高崎線、宇都宮線、常磐線、総武線快速、湘南新宿ライン、上野東京ラインなどの普通(快速)列車(グリーン車をつないでいない電車もあります)
- 料金(乗車券とは別) Suicaで買うと50kmまで750円、100kmまで1,000円、101km以上1,550円。紙のきっぷは1,010円、1,260円、1,810円(駅で買っても車内で買っても同じ)
- 席 全車自由席。立っていてもグリーン券が必要
- 有効期間 買った日の当日1回限り
- 買う場所 グリーン車が止まる駅のICマークのある券売機(カードのSuica、PASMO、Kitaca、TOICA)、モバイルSuicaのアプリ、改札の外の券売機・主な駅のみどりの窓口(紙のきっぷ)
- 乗ったら 座席の上の読み取り部にSuicaをタッチ(赤から緑へ)。紙のきっぷは係員に見せる
- 払いもどし 買った当日のうちに、首都圏のJR東日本のみどりの窓口で(手数料220円)。モバイルSuicaはアプリで
- 確認した公式ページ JR東日本 普通列車グリーン料金、JR東日本 普通列車グリーン車、JR東日本 普通列車グリーン車(自由席)、JR東日本 グリーン車Suicaシステムの利用方法、JR東日本 グリーン車Suicaシステムをご利用に際してのご注意、JR東日本 首都圏の普通列車グリーン車の料金体系を見直します、JR東日本 2025年3月ダイヤ改正について、JR東日本 中央線快速・青梅線でグリーン車サービスを開始します、JR東日本 旅客営業規則 第77条の3(運賃の計算)
窓の外を通り過ぎるもの
2階の席に座っていると、視線が高いぶん、貨物列車がよく見えます。東海道線でも宇都宮線でも、隣の線路を、四角いコンテナを積んだ長い列車が走っていきます。
あの四角い箱には、ちゃんと形式名があります。そして、その形をした収納ボックスが売られています。
こんな方へ
移動そのものを、旅程の一部にしたい方へ。 日本の鉄道は「速く着くこと」だけを競っているわけではありません。ふつうの通勤電車に2階建ての一等車をつないでしまう発想は、その良い例だと思います。
そして、大きなスーツケースを持って1時間以上乗る方へ。 ここは迷わず750円を払ってください。
注記:料金・対象路線は変わることがあります。ご乗車前にJR東日本の公式情報をご確認ください。
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